学校ビオトープ

当社は、子どもを中心とした学校ビオトープづくりの支援を行っております。
ビオトープ造成後に積極的な関わりを持てるようにするため、計画の段階からできるだけ子どもたちに参加してもらうことを勧めております。
これまでの事例においても、子どもたちの作成した案を十分に反映させるよう設計し、子どもたちの体力と好奇心に合わせた作業工程及びスケジュールを組んで、 総合学習の時間等を利用して施工に参加してもらっています。
ねらい
- 学校内に多様な生物が生息できるビオトープをつくることにより、地域の自然の復元と自然生態ネットワークの効果的な形成を図る。
- ビオトープの設置過程、その後の維持・活用段階を通して、学校における環境教育の推進を図る。
- 子どもの自然や環境に対する関心を高める。
- 学校と地域のつながりを強化する。
実施にあたって
- 子どもが自然とふれあう体験を重視し、準備・計画段階から管理・育成段階まで子どもを中心に進めていきます。
- 自然素材や廃材等を積極的に利用し、環境に配慮したビオトープづくりを行います。
- 環境を感じ、考える第一歩となることを、常に念頭に置いて取り組みます。
- それぞれの地域固有の自然を重視した学校ビオトープをつくっていきます。
生きものへの配慮

学校ビオトープでは、子どもたちが自由に生きものを探せる環境を心がけていますが、踏圧(踏みしめ)など地面に生える下草にも気を配る必要があります。
木道を歩く、水際を踏み荒らさない等、ビオトープ内のルールを守り、自生する生きものたちとの距離感を身に着けてほしいと考えています。

また、サンクチュアリ(生きものだけの空間)を設け、人の立ち入りを制限して生きものを守ることも大切にしています。
子どもたちにも理解してもらえるように、施工時の説明に加え、定期管理時やビオトープ看板などでの周知を心掛けています。


施工体験と環境授業
学校ビオトープの一番の醍醐味です。
子どもたちにはビオトープを知って、考えるところから参加してもらうのが理想です。
計画や設計、施工体験、環境学習、管理作業を通して、生きものや自然との関わり方を五感を使って感じてもらいたいと考えています。
対象学年について
全学年対象のプログラムになっております。施工体験に関しましては、各学年に適した内容でご用意します。
「4年生のみですべて行いたい」
「委員会活動(5、6年)の中で出来ることをやりたい」
「1~2年生に体験させたい」など、ご要望をお聞かせください。
ビオトープ管理の重要性
「放置=自然」は大きな間違いです。
河川、湖沼、湿地、公園池、ビオトープなどの様々な水辺環境は、すぐに繫殖力の強い植物のみが繁茂するヤブになってしまいます。自然環境は流動的に変化を続けていくものですが、水辺環境は特に遷移のスピードが速いためです。限られた空間の中に人為的に作られた自然環境は、それが自然を復元したものであっても手入れは不可欠です。
ビオトープの管理目安
作業内容 | 頻度 | 内容 |
草刈り管理 | 年2~3回 | 徒長した草木の剪定、繁茂した水草の間引き 他 |
設備管理 | 年1~4回 | ポンプ付近の植物根除去、ストレーナー掃除 他 |
浚渫・底干し | 5年に1回 | 生きもの取出し・保管、池底の泥の掻き出し 他 |
ポンプオイル交換 ポンプ交換 | 年に1回 3~10年に1回 | 汚れたオイルの交換 ポンプ寿命に合わせて交換 |
※管理内容や頻度は、ビオトープの規模や設備によって変わります。




管理作業について
水研スタッフがレクチャーします
道具の使い方や作業方法などをレクチャーいたします。
環境授業の一環として、ビオトープ講義をして子どもたちの理解を深めてから作業をします。
ご相談などはお問い合わせください。
水研スタッフが管理・エコアップします
管理のご依頼、ご相談などありましたらお気軽にお問い合わせください。
エコアップに関しましては詳細をご覧ください。
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