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水研クリエイト株式会社
所在地
〒115-0051 東京都北区浮間四丁目
13番10号
営業時間
月–金: 8:45AM–5:15PM
土,日,祝日:定休日

TEL: 03-5916-1720(代)
FAX: 03-5916-1721
代表取締役  尾坂 尚之
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田んぼトープ(水田ビオトープ)

目次

「田んぼ」は楽しい水辺空間

本来、自然の湿地を利用してつくられてきた田んぼは、多くの動物や植物の住みかでもありました。農薬が使われ始める以前の、ある地域の田んぼには、約400種類もの生き物が生息していたという記録も中にはあります。このように昔ながら田んぼは、カエル、ドジョウ、メダカ、タニシ、タガメ、ゲンゴロウなど多くの生き物にとっての大事な住処であり、 人間がつくったものであるにもかかわらず、日本の自然の一部となっていたことがうかがえます。

都会と田んぼ

「田んぼトープ」とは、田んぼ+ビオトープを表す弊社の造語で、自動給水装置と排水設備がセットになった「水田ビオトープ」です。
水辺の生態系を観察することができ、食育を学べるため保育園や幼稚園でも注目されています。

田んぼトープ

自動給水装置が付いているので、水やりの手間や水枯れの心配がありません。
水やりの大変なバケツ田んぼ等からの、「田んぼトープ」への移行も提案・サポートいたします。
校庭、ベランダ、屋上など場所に合わせた大きさのお見積やオーダーも承りますので、お気軽にお問い合わせください。

田んぼトープのタイプ

①据え置きタイプ

平面に木枠で囲い設置します。
設計がシンプルで工期も短く、お米作りもしやすいので人気です。

②地堀りタイプ

地面を掘削してGLより低い場所に作ります。
ビオトープ一体型が多く、豊かな水生生物が特徴的です。

③畔道タイプ

レンガや石積みで囲み、歩きやすい畔道を造成します。形を自由に設計でき、棚田のような楽しみ方ができます。

田んぼトープづくりの流れ

弊社では田んぼトープの計画、設計、施工、管理を行うことができます。
通常のビオトープの防水機能に加え、耕うん時のシート保護や排水などにも考慮します。
また、米作りのサポートもできますので、田植えや稲刈り等の経験がなく不安な場合はお気軽にご相談ください。

① 枠づくり、防水+保護シート敷設、防水試験

各タイプに合わせて枠づくりをします。
防水シートを敷設後、防水試験をして漏水していないことを確認してから、保護シートを敷設します。田んぼの耕耘時の衝撃で防水シートが破損しないように保護シートは必須です。

② 給排水設備完備、橋・飛び石設置

自動給水装置の設置に加え、水抜きがスムーズにいくように排水設備を内蔵します。その後、橋や飛び石などを設置します。

③ 土・元肥投入、水入れ、メダカ投入

黒土と元肥になる肥料を混ぜながら投入します。水を入れて土の量と水位を確認します。
その後、ボウフラ対策としてメダカを投入します。(生物保護に考慮してメダカは在来種のみ)

④ 田植え、管理、防鳥網

4~5月にかけて田植えをします。月に2度ほど管理をして除草作業や施肥をします。穂が付き始めるとスズメや鳩がついばみに来るので防鳥網の設置を推奨しております。

⑤ 稲刈り

稲刈り数日前に落水させます。刈った稲は数週間干します。

⑥ 耕耘・代掻き

次の田植えまでに耕耘します。水を入れた後は代掻きをして田んぼを均しておきます。

⑦ 緑肥の播種

緑肥はレンゲや菜の花などがあります。稲刈り後に種を撒いて、春に開花を楽しみ、田植え前に混ぜ込むことで有機肥料として利用できます。

米づくり体験のサポート

幼稚園、保育園、小学校にて、田んぼトープのお問い合わせが増え、「食育」としての活用方法などご相談頂きます。たとえ田んぼが小規模で最終的な収量が少なくても、日々口にしているお米に対して感じること、考えることが多いかと思います。
弊社では苗づくり、代掻き、田植え、稲刈りなど、米づくり体験のサポートをいたします。
ご依頼に応じて、弊社のスタッフ各種作業のサポートをいたします。
生き物の観察会や環境学習を実施することもできますので、お気軽にご相談ください。

田植え体験
田植えの授業

色々な生き物を観察しよう!

「田んぼトープ」は、メダカが住めるだけの十分は広さが確保されています。
自動調水器の働きよって、いつでも適度な水位が保たれるので、生き物が住める環境が維持されます。

ヤゴ

「田んぼトープ」をつくると、その小さな水辺空間をたよりに周辺からチビゲンゴロウ、イトトンボやアカトンボ、 アメンボなどの昆虫が飛来して自然に宿ります。

そこに小さな田んぼの生態系が再現されて、生き物の営みをじっくりと観察することができます。

「田んぼトープ」には、田植えや稲刈り、小さな生き物の探検など、昔の日本の里山にあった楽しい田んぼの世界が詰まっています。

メダカ池

冬から春までの水を溜めていない期間は、田んぼトープにいるメダカを、仮設池(メダカ池)に移しています。
田植え後、田んぼに水を溜め終わったら、仮設池から田んぼへメダカを移します。
田んぼに発生するボウフラ(蚊の幼虫)の発生を、メダカ達に食べてもらうことで防いでいます。

田んぼトープの設備

使用する木材

木道や観察デッキ、ベンチなどで使用する木材は防腐(ACQ)注入済みの国産杉です。ACQとは ヒ素やクロム化合物を含まない、JISおよびJAS規格の安全な防腐・防虫剤です。
主に枕木を使用しています。


見切り材

見切り材として上記の枕木やレンガなどを設置します。
木材を使用しているので自然の温かみがあります。


橋・飛び石

田んぼトープの中を歩くことができ、風景を楽しめます。田植えや稲刈りの際に便利です。

児童給水設備

一定の水位を維持する設備です。水やりの手間を省きます。田んぼトープの場合は水位が変更できるものが便利です。
排水は田んぼの水抜き作業として大事な役割があるため、配管や排水効率などを考慮して施工します。

看板

田んぼトープのルールやお知らせなどが掲示できます。
写真は内容が印刷された看板ですが、自由に掲示できるシンプルなものもご用意できます。

オーバーフロー管

大雨などで水位が上がった際に、田んぼトープから水があふれないようにするため、一定の高さで排水される管です。この管を下げる(取り外す)ことで排水されます。

防水シートと保護シート

防水シートは水を溜めるために必要不可欠な設備です。田んぼトープの形に合わせてシートを切り貼りし施工します。わずかな隙間から漏水してしまうため、シート施工後は防水試験などで念入りに確認します。
保護シートは田んぼの耕耘時に衝撃で防水シートが破損しないために敷設します。

足洗い場

作業後の泥を洗い流す場所です。
特に屋上田んぼトープでは室内を汚さないために設置を推奨しております。

その他

そのほか、その田んぼトープに合った設備あればご提案いたします。

施工実績一覧

東京都を中心に小学校や公園に田んぼトープを施工しました。
形も大きさも様々ですのでお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

ご相談、お見積は無料です。
詳細が決まっていなくても大丈夫です。
お気軽にご連絡ください。

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