
弊社スタッフが学校へお伺いし、出前授業を行うプログラムです。
計画や設計、環境学習、施工体験、管理作業など様々な体験ができます。
計画、設計、施工、管理と様々な面からビオトープと関わることで子どもたちの興味関心の幅が広がります。
生きものや自然との関わり方を五感を使って感じてもらいたいと考えています。
対象学年について
全学年対象です。ご希望に合わせて授業内容を調整し、ご提案いたします。
以下のようなご要望などありましたらご相談ください。
- 全校生徒が関われるようにしたい。
- 低学年のお楽しみ時間にやりたい。
- 4年生の総合の時間を利用したい。
- 5、6年生の委員会活動で利用したい。
- PTAで管理を教わり、児童に伝えていきたい。 など
環境学習
ビオトープ講義
子どもたちにビオトープの意味や設置する意義を説明し、未知のビオトープに対して子どもたちのイメージ喚起を図ります。ビオトープ講義は計画→施工→管理の際に行い、子どもたちが作業を行う前に理解を深めます。
イラストや写真を映しながらわかりやすく説明します。
- ビオトープとはなにか
- 生物多様性について
- 外来種について
- 管理について など
その学校のビオトープの状況や、子どもたちの理解度に合った内容で約1コマ分の授業を行います。

生きもの調査
学校とその周辺の動植物の調査を子どもたちと一緒に実施します。
身近な自然に対する興味・関心を高めるとともに、ビオトープ設置前と設置後の環境の変化について学ぶ機会を作ります。見つけた生きものに関しては、その場に逃がすことも教えます。また「生きものは持ち込まない、連れ出さない」などの基本ルールを伝えます。
- 生きものを探し、一時捕獲、観察
- 見つけた生きものの解説
- 現状の生きものを把握
- 生きもの図鑑、マップの作成 など

計画イメージ図の作成
生きもの調査を通してビオトープの環境を理解したのち、「こういう生き物を呼び込みたい」「こういう池を作りたい」など、子どもたちと設計の打合せをします。
子どもたちのイメージ図案の説明を聞き、考えや感性を大切にして設計図を完成させていきます。
弊社スタッフがお伺いする環境授業の時間内で完結できるようボリューム調整いたしますが、内容によっては学校の授業で行っていただく場合もありますので、担当の先生と事前にご相談いたします。

植生管理レクチャー
ビオトープの植生管理方法などを子どもたちにレクチャーします。
新規のビオトープはもちろんですが、既存のビオトープをエコアップしたい場合もおすすめです。
作業前にビオトープ講義を行い、管理の必要性などの理解を深めます。
- 管理の意味(ビオトープ講義)
- 道具の使い方
- 植物の説明
- 作業方法
- 集草(掃除) など
子どもたちには今後のビオトープをイメージしてもらいながら作業してもらいます。

ネイチャーゲーム、ワークショップなど
ビオトープを題材にしたネイチャーゲームや、自然の材料を使ったワークショップなども実施しています。
- ウサギとタカゲーム
- フクロウとネズミゲーム
- ビオトープBINGO
- 葉っぱスタンプ など
ビオトープや生態系について理解しながら楽しく学べるプログラムになっています。
施工体験
計画や設計が出来上がり、施工工事が始まります。
「業者がつくるの、ではなく、みんなでつくる」を掲げ、子どもたちが体験できるプログラムを用意しています。
予め先生方と施工体験授業の予定を調整します。
粘土たたき(スロープづくり)

池の際に荒木田土(粘土)を張り付けて、緩やかな斜面を作ります。法面があるおかげで、ヒキガエル等の池を利用する生き物が行き来できるようになります。
荒木田をビオトープの中へ運ぶところからスタートです。貼り付ける際は足や砧(きぬた)などを使用します。
重労働ですが、低学年でも可能です。
砂利敷き

池底に砂利を敷いて、生き物の隠れ家と水草の根が張る場所を作ります。
荒木田同様、重労働ですが、低学年でも可能です。
芝張り

土が池の中へ流れ込まないようにするため、池周辺に野芝を張り付けます。
簡単な作業に見えますが、隙間を埋めるように張るため考えながら組合わせていきます。
張付け後はしばらく養生して根の活着を促します。
水草の導入、生きもの放流

完成したビオトープに、水生生物や水草を放流します。
弊社ではボーフラ(蚊の幼虫)の発生を防ぐため、主に在来種のメダカやヌマエビを放流しています。
このほかにもビオトープの状況や授業時間に応じてご提案いたします。
実績
環境学習の実績
末永く生きものたちの住処であるビオトープを守るために、学校での引継ぎや周知が必要です。
定期的な観察会、委員会活動による引継ぎ、ビオトープ看板の掲示物を活用を推奨しております。
ビオトープを活用している小学校をご紹介いたします。

定期管理・観察会を実施している小学校
東京都荒川区第七峡田小学校のビオトープ
(全国学校ビオトープ・コンクール2007 銀賞受賞)
2006年に施工した第七峡田小学校のビオトープは、造成から約20年近く経ちましたが、年に2回の管理と環境授業によりビオトープの状態は維持されています。

児童と植生管理を実施した小学校
東京都北区袋小学校のビオトープ
子どもたちの興味関心の向上、また維持管理費を考慮して、児童による植生管理を行いました。管理の意味、道具の使い方、草刈りの方法などをレクチャーいたしました。

継続的にビオトープのエコアップを実施している小学校
東京都板橋区緑小学校のビオトープ
既存のビオトープの活用から始まり、環境学習や講義を継続定期に行いながら、生物多様性向上のために少しずつエコアップをしています。
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